2008年12月24日
クリスマスイヴ

今夜はクリスマスイヴですね。
子どもたちは明日の朝のプレゼントが楽しみです。
親はプレゼントの秘密がいつまで続くのかというスリルを楽しんでいます。
このような楽しみはいつまでも続いて欲しいものです。
いま、この青空の下に、2千万人以上の難民がいます。
故郷を追われ家を失った彼らが、あなた方以上に罪深い存在とは思えません。
何故に、彼らはこのような現実を選んでしまったのでしょうか。
彼らは私たちに平和の大切さを伝えるために、尊い役割を果たしているのでしょうか。
内臓移植のキャンペーンで1億円以上の寄付金が寄せられる少女がいます。
1時間に1255人の五歳までの子どもが単なる下痢で亡くなっています。
たった220円のキニーネが手に入らないばかりに、マラリアで多くの命が亡くなります。
どの人の上にも光りは届いています。
ただ神は給食屋さんではないので、直接相手に食事を与えることはできません。
それで、誰かの手を借りて食事を届けます。
ボランティアをされる方が増加したことはとてもいいことです。
願わくば、私たちがこのような原因を作らなくなりますように。
日本の食糧の自給率はカロリーベースで40%です。
自給できないものは輸入しています。
輸出国の貧しい人々は高い値で輸出されるので、買うことができなくお腹をすかせています。
もし、私たちが少しでも買う量を減らしたら、彼らは食べることができるのです。
「飽食の時代」というのは富める国に住む人の言葉です。
貧しい国の人々は、常に空腹でいなければなりません。
クリスマスイヴ。
今夜はすべての人が温かい食事をとり、暖かい部屋で眠ることができますように。
『神様のつぶやき』 LORAN著より