2008年10月07日
導き


誰にでも、導く存在がいるらしい。
その存在に導かれるままに行動していけば、自然と目的地に着く。
例えばこういうことだ。
富士山の雪解け水がある。
長い年月をかけて地表から湧き出る。
その水は川となり、やがては海にたどり着く。
この川の流れが導きだとする。
我々人間は、この川に浮かぶ一枚の木の葉だ。
川の真ん中を、何の抵抗もなく流れていけば、すんなり海にたどり着く。
目的地にたどり着くということだ。
しかし、自分から川の中央を離れ、脇によるとしよう。
脇には草も生えていれば、流れも一定ではない。
へたしたら、渦を巻いている場所につかまり身動きがとれなくなる時だってある。
最悪の場合、一生その場所を離れられない。
したがって、海に向かうという目的を達成されることはない。
自分の人生で、何の目的も達成されないまま終わるということだ。
もしあなたに、ほんのちょっとの勇気と希望があったら、導きに身を任せてみてはどうだろうか。
自分の中の執着やこだわりやプライドを捨てて、ただただ身を任せてみる。
それができたら、あなたは本当の自分に逢えるだろう。
そして、あなたの人生はまったく違うものになるだろう。